
🪢 はじめに|ロープの結び方ひとつでキャンプが変わる
「ロープってただ結べばいいんじゃないの?」
そう思っていた筆者も、実際にキャンプでタープが崩れたり、荷物がほどけたりしてから、ロープワークの重要性に気づきました。
キャンプでは、用途に応じたロープの結び方を使い分けることで、安全性と快適さが格段にアップします。
この記事では、初心者でも覚えやすく、実践で役立つロープワークを5つ紹介します。
🧠 ロープワークの基本|覚えておきたい考え方
- ロープの結び方には「固定」「調整」「解除しやすさ」など目的がある
- ロープの素材(ナイロン、麻、パラコード)によって向き不向きがある
- 結び目が滑らないこと、安全にほどけることが重要
- キャンプでは「素早く結べて、確実に固定できる」ことが求められる
🧵 キャンプで使える実践的な結び方5選
① もやい結び(ボウライン)
画像:もやい結び(出典:Wikipedia もやい結びのページ)
- 用途:荷物の固定、ペグへのロープ接続
- 特徴:ほどけにくく、輪の大きさが変わらない
- 覚え方:輪を作って、ウサギが穴から出てきて、木の周りを回って戻るイメージ
② 巻き結び(クローブヒッチ)
画像:巻き結び(出典:Wikipedia 巻き結びのページ)
- 用途:ポールや木にロープを固定する際に便利
- 特徴:素早く結べて、テンション調整がしやすい
- 覚え方:ロープを2回巻いて交差させるだけのシンプル構造
③ 引き解け結び(トートラインヒッチ)

- 用途:タープやテントの張り具合を調整するのに最適
- 特徴:引っ張るだけでテンション調整可能、ほどくのも簡単
- 覚え方:ロープに3回巻きつけて、最後に戻して締める
④ 二重止め結び(ダブルフィッシャーマンズノット)
画像:二重止め結び(引用:Wikipedia 二重止め結びのページ)
- 用途:ロープ同士をつなぐときに使う
- 特徴:強度が高く、濡れてもほどけにくい
- 覚え方:互いに止め結びをして、引き締めるだけ
⑤ 巻き結び+引き解け(応用)
- 用途:焚火用の吊るしギアやランタンの固定に応用できる
- 特徴:簡単に外せるので撤収時もラク
- 覚え方:巻き結びの最後に引き解けを加えるだけ
🏕️ ロープワークを覚えるコツと練習法
- 家で靴ひもや細いロープを使って練習すると覚えやすい
- 動画や図解を見ながら、手順を繰り返すのがポイント
- 実際のキャンプで使う場面を想定して練習すると定着しやすい
- 100均のロープでも十分練習可能。まずは「もやい結び」から始めよう
📝 まとめ|ロープワークは“知ってるだけ”で差がつく
ロープの結び方を覚えることで、キャンプの設営・撤収・安全性が格段にアップします。
初心者でも使える基本の結び方から始めて、少しずつ応用していけば、キャンプの自由度も楽しさも広がります。
次回は、ロープワークを活かしたタープ設営術や、風に強い張り方のコツを紹介予定です。