
🍁 はじめに|肌寒い秋キャンプに、湯気の立つ一杯を
秋のキャンプ場で、夕方になると空気がぐっと冷えてきますよね。
そんなとき、焚き火のそばで湯気の立つスープをすする瞬間は、何にも代えがたいご褒美です。
先日、標高の高い湖畔キャンプで、キノコとベーコンのスープを焚き火で煮込んだんですが、薪がはぜる音とともに立ち上る香りが、もうそれだけで満たされるような気持ちになりました。
焚き火調理は、火加減が難しそうに思えるかもしれませんが、スープなら意外と簡単。
熾火を使ってじっくり煮込めば、食材の旨みがしっかり引き出されて、体の芯から温まる一杯になります。
今回は、焚き火で作れる秋のスープレシピを5つご紹介します。
🔥 焚き火で作る秋のスープレシピ
まずおすすめしたいのが「キノコとベーコンのコンソメスープ」です。
シメジや舞茸などの秋のキノコに、ベーコンの旨みを加えて、コンソメで煮込むだけ。
焚き火のスキレットや鍋でじっくり火を通すと、香りが立って、キャンプ場の空気と混ざり合い、食欲をそそります。
次は「サツマイモと玉ねぎのポタージュ」。
サツマイモの甘みと玉ねぎのコクを、牛乳や豆乳でまろやかに仕上げるレシピです。
焚き火の遠火でじっくり火入れすると、野菜の甘みが引き立って、優しい味わいになります。
「焼きカボチャのスープ」も秋らしさ満点です。
カボチャを焚き火で焼いてからスープにすると、香ばしさが加わって、ひと味違う仕上がりに。
皮ごと焼いたカボチャをスプーンですくいながら食べるのも、キャンプならではの楽しみです。
和風が好きな方には「根菜たっぷりの味噌汁風スープ」がおすすめです。
ゴボウ、レンコン、ニンジンなどを焚き火で煮込んで、味噌で仕上げると、ほっとする味に。
冷えた体に染み渡るような、やさしい一杯になります。
最後にちょっと変化球で「りんごとセロリのスープ」。
焚き火で焼いたりんごの甘みと、セロリの爽やかな香りが意外なほど相性抜群。
白ワインやハーブを加えると、上品でキャンプとは思えないような味わいになります。
🛠️ 焚き火スープを美味しく作るコツ
焚き火でスープを作るときは、熾火を使うのがポイントです。
炎が落ち着いた状態の火は、安定した熱を保てるので、煮込み料理にぴったり。
スープ用の鍋やダッチオーブンがあると、焦げつきにくくて安心です。
耐熱グローブや火ばさみ、風防などもあると、調理に集中できて快適ですよ。
📝 まとめ|焚き火スープは秋キャンプのごちそう
焚き火で作るスープは、手間以上の満足感があります。
秋の食材と炎の力で、キャンプの夜がぐっと豊かになるんです。
次回は、焚き火スープにぴったりな“パンとの組み合わせ術”をご紹介しますので、ぜひお楽しみに。