【2016年GW】函館市街地を歩く|坂道・桜・塩ラーメンと歴史の余韻

はじめに

函館山からの絶景を堪能した後は、街の空気をもっと感じたくて市街地を歩いてみることにしました。
坂道、桜、路面電車、そして塩ラーメン。歴史の痕跡と地形の面白さが詰まった函館の街は、歩いてこそ味わえる魅力がたくさんありました。
春の陽気に誘われて、のんびりと散策した記録をお届けします。

北海道第一歩の地|歴史の始まりを感じる場所

まず立ち寄ったのは「北海道第一歩の地」の碑。
この写真はその碑の様子。海沿いの静かな場所に、北海道の歴史がここから始まったという地、旅のスケールが一気に広がる気がしました。
何気ない場所だけど、こういう“始まりの地”って、じんわりと心に残ります。

函館の坂道を歩く|地形と記憶のリンク

函館といえば坂道。日和坂やチャチャ登りなど、いくつかの坂を歩いてみました。


この写真は日和坂の途中から撮ったもの。海に向かって開けた視界と、石畳の風情がたまりません。
ブラタモリでも話題になっていた坂道の地形。歩いてみると、街と海と山がつながっている感覚があって、地形の面白さを実感できます。
チャチャ登りは名前の響きもユニークで、思わず写真を何枚も撮ってしまいました。

「大地への献身」の石碑|戦時下の記憶

函館山のふもとにある函館護国神社で見つけた「大地への献身」の石碑。
この写真はその石碑のアップ。太平洋戦争時、全国の学徒が援農に参加した記録が刻まれていて、旅の途中でふと立ち止まって歴史に触れる時間になりました。
桜の咲く春の空気の中で、静かにその言葉を読みながら、過去と今が交差するような感覚に。

函館公園でお花見|春の賑わいと屋台の香り

次に訪れたのは函館公園。
この写真は満開の桜と屋台の様子。天気も良くて、お花見日和そのもの。
地元の人たちが楽しそうに過ごしていて、屋台の香りが漂う中、春の空気をたっぷり吸い込みました。
旅先でこういう“地元の日常”に触れられると、なんだか嬉しくなります。

谷地頭駅と路面電車|すり鉢地形の不思議

路面電車に乗って谷地頭駅へ。
この写真は駅周辺の様子。ブラタモリで見た通り、周囲より少し低い“すり鉢の底”のような地形が印象的でした。
ブラタモリで紹介されていた地形を実際に歩いてみると、「ああ、これか!」と記憶がリンクして、地理の面白さがぐっと身近になります。

星龍軒の塩ラーメン|行列の先にあった味

お昼は、かつてミシュランガイド2つ星を獲得した「星龍軒」へ。
この写真は行列の様子。私も並んでみました。
塩ラーメンが名物で、あっさりした味わいが絶品。これ以来、ラーメンは断然“塩派”になりました。
2025年現在はすでに閉店してしまったそうですが、記憶に残る一杯です。

函館駅前の赤い人型オブジェ|旅の終わりの風景

函館駅前に戻ると、赤い人型のオブジェが出迎えてくれました。
この写真はそのオブジェの様子。ちょっと不思議で、でも旅の終わりにふさわしい印象的な風景。
函館って、こういうユーモアとアートが街の中に自然に溶け込んでいるのがいいですよね。

帰路|函館ライナーと北海道新幹線

帰りは函館ライナーから北海道新幹線へ乗り継ぎ。
この写真はライナーの車内と新幹線の外観。旅の終わりを感じながら、車窓の景色をぼんやり眺めていました。
あっという間だったけど、濃密な時間でした。

函館新北斗駅の線路止め|札幌延伸への期待と現実

2016年4月、函館新北斗駅ホームから札幌方面を撮影。

最後に見たのは、函館新北斗駅の北海道方面の線路止め。
この写真はその様子。札幌までの延伸が楽しみだったけど、2025年に「2037年度以降に延期」と報道されていて、ちょっと残念。
でも、未来の旅路に思いを馳せる場所として、ここは希望の風景でもあります。

まとめ・旅の振り返り

函館市街地の散策は、歴史・地形・季節・味覚が詰まった濃密な時間でした。
歩いてこそ見える風景があり、記憶に残る旅になったと思います。
次回は、札幌延伸後にまたこの地を訪れる日を夢見て。
そのときは、また違った函館の表情に出会えるかもしれませんね。

最後におまけで言いたいこと

青函トンネルの中では湿気で窓の外が曇るというのが興味深く印象的でした。

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