
はじめに
2016年のゴールデンウィーク、北海道新幹線が開業した年に、終電で函館へ向かう旅に出ました。
新幹線の静けさ、青函トンネルの通過体験、そして深夜のスーパー銭湯での仮眠…。
非日常を味わえる移動手段と、旅先でのちょっとしたハプニングが詰まった、忘れがたい旅の記録です。
大宮から新函館北斗へ|終電の静けさ
大宮駅から北海道新幹線に乗り込み、終点の新函館北斗駅を目指します。
新青森を過ぎたあたりで乗客は10名程度。もっと混雑していると思っていましたが、GWなのにこの静けさ…ちょっと寂しい気もしました。
金曜夜の広島行き新幹線の終電と比べても、あまりに静か。でも、開業初年の北海道新幹線。これからの発展に期待しつつ、車内で静かな時間を過ごします。

青函トンネルを通過|スーパー白鳥との違い
青函トンネルに入る瞬間、特にアナウンスも演出もなし。以前乗ったスーパー白鳥では、電光表示板でしっかりアピールしていたのに…ちょっと物足りない。
トンネル内は蛍光灯の明かりで「今ここだ」と分かる程度。定点(かつての海底駅)では照明が強烈で、アナウンスなしでもその存在がはっきり分かります。
ケータイの電波(LTE)が入るのは定点のみで、他は圏外。走行は非常にスムーズで、継ぎ目のないスーパーレールの恩恵を感じました。
気圧の変化で坂の感覚がわかるような気もして、トンネル内の冒険感は十分。警察官らしき人が見回りに来るのも印象的でした。
新函館北斗駅の印象と乗り換え

新函館北斗駅に到着。改札を挟んですぐ隣のホームから函館ライナーに乗り換えます。
この写真は改札横のコンビニKIOSK。あるにはあるけど、金を落とす要素が少なくて素通り😅
函館駅までの乗車時間は約22分。東京駅から函館駅までの所要時間は実質4時間半以上。
函館空港とのアクセスを考えると、正直飛行機の方が便利かも…という印象も。
深夜の五稜郭駅からスーパー銭湯「ゆとり」へ

日付が変わって0:01、五稜郭駅に到着。そこから徒歩20分で24時間営業のスーパー銭湯「ゆとり」へ。
この写真は館内の受付。入浴料700円+深夜料金1200円+タオル&館内着のレンタルで計2100円。コスパは良好。
温泉は硫黄・鉄分・ナトリウムを含み、鉄分の匂いがほのかに漂います。湯の華のこびり付きが強烈で、函館山の火山由来の天然温泉らしさを感じました。
ブラタモリでも紹介されていたように、函館の温泉は本当に個性的です。
館内の混雑と就寝チャレンジ
GWということもあり、館内はかなり混雑。
枕は確保できたものの、敷布団と毛布は取れず。休憩室の隅のカーペットに上着をかぶって就寝。
「会社ぐらしスキル」で床寝も余裕😑
平和島温泉や呉の大和温泉物語など、他施設との比較も交えつつ、寝袋持参のアイデアも浮上。
人が多くて、横になるスペースを探すのも一苦労でした。
早朝の温泉と朝食
午前3時半に目覚めて再入浴。24時間営業の醍醐味を満喫。
館内の食堂でワンコイン朝食を摂り、午前8時頃にチェックアウト。
ショボ目だけど、旅先で食べると妙に美味しく感じるんですよね。
次は五稜郭タワーへ
チェックアウト後は、五稜郭タワーへ向かいました。
この後の観光編は別記事で詳しく紹介しますので、ぜひそちらもご覧ください。
まとめ
北海道新幹線開業初年のGWに体験した、終電移動と深夜温泉の旅。
静かな車内、青函トンネルの通過、そして混雑したスーパー銭湯での仮眠。
どれも非日常を感じられる、自分らしい体験の記録でした。
旅は計画通りにいかなくても、それがまた思い出になる。
次回は五稜郭タワー編をお届けします。