秋の谷川岳ロープウェイ旅|天神峠で絶景と出会う2025

はじめに|土合駅から始まる空の旅

10年ぶりに訪れた土合駅。前回は真夏だったが、今回は秋。紅葉にはまだ少し早く、駅周辺の木々は緑が濃い。それでも、空気は澄んでいて、山の気配が肌に心地よい。

この日は、谷川岳ロープウェイに乗って天神峠まで行くのが目的。前回は現金を忘れて乗れなかった苦い思い出があるだけに、今回はリベンジの気持ちも込めての再訪だった。

ロープウェイ乗り場までの道のり

土合駅を出て、ロープウェイ乗り場へ向かって歩き始める。道沿いにはキャンプ場と温泉施設があり、看板によると温泉は15時から営業とのこと。この写真はその看板の様子。山の中にぽつんと立つ案内板が、旅の始まりを告げているようだった。

ロープウェイ乗り場までは車でもアクセス可能。ただし、そこから先は交通規制がかかっていて、一般車両は進入禁止。駐車場には入場待ちの車列ができていて、人気の高さを実感する。

しばらく歩くと、空中を滑るロープウェイの姿が見えてきた。この写真はその瞬間を捉えたもの。青空を背景に、谷川岳へ向かうロープウェイが静かに進んでいた。

谷川岳ベースプラザでチケット購入

ロープウェイ乗り場に併設された「谷川岳ベースプラザ」に到着。この写真はベースプラザの外観。山の中とは思えないほど立派な施設で、登山者や観光客で賑わっていた。

ここでロープウェイとリフトの往復券を購入。料金は3500円。10年前は銀行から現金を引き出し忘れて泣く泣く諦めたが、今回はQR決済でスムーズに購入。時代の変化を感じる瞬間だった。

ロープウェイで天神平へ

ロープウェイ乗り場の写真がこちら。思ったより混雑しておらず、ほとんど待たずに乗ることができた。係員の話では、繁忙期には30分以上並ぶこともあるらしい。

乗車時間は約15分。標高746mの土合口駅から1319mの天神平駅まで、一気に登っていく。車内では家族連れの子どもが「意外とスピードが速い」と驚いていたのが印象的だった。

天神平からリフトで天神峠へ

天神平駅に到着。周辺の木々は黄色く色づき始めていて、秋の訪れを感じる。この写真は駅周辺の紅葉の様子。標高が上がるにつれて、季節が進んでいくのがわかる。

ここからリフトに乗って、標高1500mの天神峠駅へ向かう。リフトの座席には、群馬県のゆるキャラ「ぐんまちゃん」のぬいぐるみがちょこんと座っていた。しかもハロウィン仕様の魔女コスプレ。この写真はそのぐんまちゃん。旅の途中でこんな遊び心に出会えるのは嬉しい。

天神峠で絶景と出会う

天神峠駅に到着すると、谷川岳の看板と双耳峰を背景に記念撮影をする観光客で賑わっていた。この写真はその様子。みんな笑顔で、山の空気を楽しんでいる。

備え付けの双眼鏡で双耳峰方面を覗いてみると、尾根道を歩く登山者の姿や、肩の小屋がはっきりと見えた。晴れていて視界はクッキリ。まさに登山日和だった。

谷川岳の双耳峰、トマノ耳とオキノ耳まではここから片道3時間ほどかかるらしい。今回は登山はせず、峠周辺をのんびり探索することにした。

天神峠周辺の探索

峠には鳥居と祠があり、静かな空気が漂っていた。この写真はその鳥居と祠。山の神様にご挨拶するような気持ちになる。

天神峠駅の建屋は2階建てで、上階にはカフェと展望台がある。展望台にはキャンプ用のローチェアとテーブルが設置されていて、まるで山の上のリビングのようだった。この写真はその展望スペース。風が心地よく、時間がゆっくり流れていた。

遠くには水上の街並みも見えた。この写真はその遠景。山の上から街を見下ろすと、旅のスケールが広がるような気がする。

リフトで下山、天神平でひと休み

リフトで下るときの景色も絶景だった。ただ、足元がスカスカなのでちょっと怖い。この写真はその下りの様子。風に吹かれながら、谷を渡る感覚はなかなかスリリングだった。

天神平に戻ると、備え付けのハンモックがあった。この写真はそのハンモック。揺られながら空を見上げると、旅の疲れがふっと抜けていく。

最後に立ち寄ったのは、天神平のレストラン「ビューテラスてんじん」。この写真は店内の様子。窓からの景色を眺めながら食事ができる贅沢な空間だ。

名物の「谷川岳パングラタン」を注文。価格は1400円。熱々のグラタンをパンで包んだ一品で、山の空気とともに味わうと格別だった。

まとめ|空と山と、記憶と今

谷川岳ロープウェイで巡る秋の旅は、10年前の記憶と今が交差するような時間だった。天神峠から見た双耳峰、ぐんまちゃんの魔女姿、そしてパングラタンの味。どれも旅の記憶にしっかり刻まれた。

次回は「一ノ倉沢出合編」。谷川岳の岩壁と自然の迫力を、また違った角度からお届けします。どうぞお楽しみに。

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